友人の子供が一歳の誕生日を迎えるにあたって、なにかお祝いができないかなと思って、バースデーフォトをプレゼントすることにしました。と、いうのもたまたま見つけた、大手スタジオの写真館があまりにもおしゃれに見えたので、ここなら喜んでもらえるかなと思ったんです。
友人にさっそく連絡をすると、すっごく喜んでくれたので、よかったと思ったら、かなり時間がかかって驚きました。
私の想像では、すぐに撮影して終わりという感じだったのですが、実際はそうではありませんでした。
とにかく衣装が豊富で、選ぶのに30分以上はかかっていました。やっぱり女の子のドレスって、華やかなタイプのものが多くて、フリルや花柄などバリエーションも豊富なので、友人としては選ぶのが、かなり難しいらしいんです。
「ねぇねぇ、ピンクがいいかな?それとも、黄色がいいかな?」


私としては、ピンクの方が女の子らしかったので、そう伝えると、友人は露骨に嫌な顔をして、結局黄色いドレスにしました。私としては、なぜ意見を求められたのか納得ができませんでした。
そして、撮影中はハプニングの連続でした。ライトが眩しかったのか、急に泣き出してしまい、スタッフの人があやしてくれるのですが、いっこうに泣き止まないため、結局友人があやして泣き止ませました。
でも、スタッフの人たちはさすがだと思いました。あれだけ泣いている赤ちゃんを前にしても、誰も不快な顔をしないんです。ずっと笑顔でニコニコしているのは、さすがだなと思いました。とっさのハプニングにも、すぐに対応できるのは、やはりきちんと教育を受けているからなんだろうなと思いました。
出来上がった写真を見ると、泣いていたのが嘘のように、満面の笑顔で写っていました。
そして、友人から感謝の言葉を言われたのが、とっても印象に残りました。
「すっごい記念になったよ。ありがとう」と、言われてバースデーフォトをプレゼントに選んで良かったと思いました。