子どもの頃のアルバムを見ると、両親や姉妹と一緒に撮った家族写真がたくさんあります。運動会などの学校行事で撮影したものもあれば、初詣や海水浴など季節ごとの家族写真もたくさんあります。まだ子どもなので撮影してもらったものばかりですが、大人になってから自分の姿を見られる写真は貴重なものです。そんな家族写真も、中学高校と成長するにつれ、その数が減るものです。その代わり、友達や学校行事などの写真が増えていきます。そして社会人になり、さらに時が過ぎると、改めて両親と旅行に出掛ける機会が増えて、旅先で撮影した家族写真がどんどん増えていきました。以前とは違い、今度は私が撮影することも多くなり、より一層思い出深い写真となります。高原や観光地や温泉など、それぞれの風景や季節が、そのまま写真に閉じ込められているようです。そして、それぞれの場所での思い出が写真を見るだけで蘇ってきて、私にとっては大切な宝物になっています。